私は実は録音をやってみたくて、録音といっても鳥とか電車とかではなくて、自分の弾くギター。定期的に録れば、自分の上達の記録にもなるし、なにより励みになる。録音は客観的に自分の演奏を見るなによりの手段だし、だからこれは避けて通れないものなのであります。
というわけで、私は自分のギターを録音しようとして、そのための機材としてはまずはWindowsノートを考えていて、というのもこのノートにはマイクロフォンの入力端子が付いているからで、だからマイクさえ用意すればいつだって録音できるというわけさ。そしてそのマイクについても心当たりがあって、だから私は先月のギター定点観測にて録音を公開しようと思っている旨のアナウンスをしたわけさ。
録音用のソフトウェアとして♪超録 - パソコン長時間録音機 フリーウェア版を選択しました。これを選んだ理由は特にないのですが、強いていうならばVectorでの人気の高さでしょうか。実をいいますと、以前職場で会議録をPCで扱えるようにデータ化しておくれと頼まれたことがありまして、その際に二三ソフトウェアを使用してみたのですが、そのとき結構使いやすいと思ったのが超録だったというのも理由のひとつです。とりあえずは録音するのが目的の単機能ソフトなのですが、最初はそんないろいろをやる必要はないのだから、これで充分なのです。
さて、今回使おうというマイクですが、それは昔Walkmanに付いてきたマイクで、プラグを見れば普通のステレオミニプラグのようですから、よしこれでいけるだろうという判断です。
ですが、本当にいけるかといえばわからないのですよ。というのは、こういうのはプラグインパワー方式だったりする可能性があるからで、つまりWalkman本体から電源供給されてその電源でもって収音できる。ところがPCのマイク端子なんてのにそんな電源供給機能があるとは思えないから、つまり使えない可能性があるということなのであります。
で、録音できるか実験。マイク端子にマイクを繋ぎ、イヤホンも繋いでモニター。超録の録音ボタンを押してマイクに向かって話しかけるも、まったく音を拾っているような感じはない。ああ、やっぱり駄目なのかなあ。とりあえずWindowsの設定も含めて一通り確認して、どうも問題がなさそうだから、マイクとイヤホンを繋ぎ替えて、今度はイヤホンに向かってしゃべってみる。そうしたらですね、ごくごく微弱ではありますが録音ができるんですね。
というわけで、コンピュータ側には問題がないことが確認できました。なので今度はマイクのテストをしてみます。私は実は一台しか録音可能機器を持っていないのですが、その機器というのは会議用のモノラルテープレコーダー。音楽用途でないところが私らしいのですが、これにはプラグインパワーに対応するマイク端子がありまして、つまりこいつを使ってマイクが生きているかどうかをテストできるというわけです。なので、試してみました。マイクを繋ぎ、イヤホンも繋ぎ、録音ボタンを押してみる。そうすると、どうですか、ちゃんと音を拾っていますね。テープレコーダーだもんだから、モーターの回転する音なのかノイズなのか(多分ノイズ)も入って、でもこれは最後の手段に使える。つまり、これを経由させることでマイクに電力を供給することができるのです。で、テープレコーダーのイヤホン端子とPCのマイク端子をラインで繋ぐ。でも、正直あんまり乗り気じゃないやり方でありますな。
でも、当座はこれしか方法がないのですから、もしやるとしたらこの方法を使うんじゃないかという気がします。けど、いろいろ調べてみれば、PCのマイク端子はプラグインパワーに対応しているみたいなんだけど、マイクがステレオなのがいかんのかな。いずれにしても、もうちょっと調べたほうがいいのかも知れません。