カルドセプトのブックコストを計算するスクリプトが公開されています。
私がこのスクリプトを作ろうと思ったのは、Typex: typing exerciseを作った時に思ったこと、うまくすればJavaScriptでインクリメンタルサーチを実現できるのではないか、それがきっかけでした。
しかし、思いついたはいいものの面倒くさくてずっと放置していて、だって、自分の身の回りでインクリメンタルサーチを必要とすることはそうそうありません。必要性を感じなかったために、より優先度は低下して、しかし実験的にやってみようと思った。それはおそらく、『カルドセプトDS』が出るというニュースを聞いた時の興奮がためであったかと思います。
作るにあたっては、既存のサイトにおいて公開されているデータを利用させていただいたりして、だから私の作ったものはというと、ただプログラムのみです。JSONの処理もjson2.jsを利用するなど、ずいぶん楽をしていて、さらに『カルドセプトDS』のデータも、有志が作成くださったものをまんま利用している。本当に他力本願でやっています。エクセルで提供されたものを、必要なデータだけに絞ってCSVで書きだし、それをPythonでJSONにする。この作業自体は、それほど大変ではないので、もとになるデータさえあれば、セカンドでもサーガでも追加可能、だと思います。サーガは複属性とかあるんでしたっけ? それはちょっとプログラムを拡張しないと無理かな。
ブックのカードコストをトータルし、枚数で割るというだけの単純なツールです。これは、以前マルセスブルクの攻略をした際に、ブックのコストを計算したことが関係していて、そう、あのものすごく面倒くさい作業を楽にしたかったのです。マップの各ターンに使える魔力目安を出すのはそんなに大変ではありませんが、ブックは構築し直すたびに計算しないといけないから、もう面倒で面倒で仕方なかった。だから、それを自動化させたのですね。
でも、コストだけ計算しても仕方がない。だから、JSONを書き出して、ブックデータを保存できるようにしたり、またHTMLのテーブルを書き出したり、さらにはテキストで書き出したり、そうしたツールも作りました。ほら、ブック研究と称して、自分の構築したものを公開したりしていましたけど、あのテーブルを作るのが本当に面倒くさくて。だから自動化させた。
基本的に、私の行動原則は面倒くさいであるということがわかります。
正直な感想をいいますと、そんなに使い勝手のいいツールではありません。なので、これは単純に実験作であると思っていただくくらいでよいのだと思います。ですがもしこれを便利に使っていただけるのだとしたら、それに勝る喜びはありません。