対人戦だとどんなクリーチャーであっても不安なものですが、CPU相手だとわりと普通のクリーチャーで守りきれたりするから、実はそこまで深刻に考えなくてもよかったりします。それこそ、手札に充分守れるだけのアイテムがあったら、どんなクリーチャーであってもかまわない。実際、状況に対応していった結果、普通ならおよそ拠点を守らせないだろうクリーチャーの領地がレベル4だとか5にまで上がっていて、有力なクリーチャーに結局交換できないままゴールなんてことも、普通にありえます。
けれど、やっぱり防衛向きのクリーチャーは存在します。MHPが高い、戦闘時HPが増加する、戦闘終了時HPが回復する、無効化能力がある、先制を持っているというのもありでしょう。自分の手持ちのカードストックから、このあたりのクリーチャーなら守りやすそうだ。そういうものをいくつかピックアップして採用するとよいかと思います。採用の際には、同じような特性のクリーチャーばかりいれるのではなく、2枚ずつ傾向の違うものを入れるなどしておくと、状況によって使いわけられるので、ひとつのパターンに固執しないほうが、当然いいです。
拠点候補になるクリーチャーというと、防御型などが当然候補にあがるわけで、実際私も防御型のクリーチャーは使ってましたが、移動ができないことから、テレキネシスに弱い、狙いの土地の近くに置いたものを、欲しい土地まで動かすということができない、など、こうした理由から減らし気味にしています。後半、土地が多く取られた状況に引くと、援護クリーチャーでもいないかぎり、使い道のないカードになってしまう。防御型ならではのデメリットが存在します。
なので拠点防衛用だからといって、防御型に限らず、多くのクリーチャーの中から選びたいところです。例えば私の場合、イビルブラスト1発で落ちてはかなわないから、MHP40のクリーチャーを多めにしておく。援護クリーチャーの武器防具として使えるよう、STやMHPの多いクリーチャーも入れておく。もちろんそれらは、場合によっては配置して、レベルもあげて、拠点にもなりうることを期待しています。このように、拠点候補にもなる、けど採用理由は援護クリーチャーの餌、みたいな感じで、ひとつの用途にしぼらないのも状況に対応しやすいブック構築のためには必要な考えかも知れません。
防衛という観点から優秀なクリーチャーは、アイテムを消費しなくとも守れるチャンスが多いものといえるでしょう。クリーチャー移動も含め、立て続けに攻めこまれることも多い今作では、いかに守り続けられるかが重要。アイテムがあれば守れるのは当然だとしても、消費すればなくなるアイテムにはいつまで頼れるものではない。そうなるとアイテムは温存しながら、きちんと守れる。つまり無効化や先制、HP増加など、そうした能力を持つクリーチャーを選ぶことの重要性が理解されます。