入間での大敗。これは防御に徹しきれなかったことに加え、獲るべき土地属性を絞りきれていなかったことに起因するかと思われる。特に土地へのこだわりの希薄さは、京都での三位止まりを招いた原因であり、今回はこれらに特に対策した。
結果的に、前回ブックとプロトタイプの中庸をいく構成となっている。ライフフォース対策にバンディットとスチームギア、さらにセレニアを入れているが、クリーチャーで稼ぐつもりではない。ホーリーワードの復活からもわかるように、極端な戦略に頼るのではなく、オーソドックスなバランスに回帰している。
今回は、地属性に絞り連鎖を作ることを考え、サンドマンとミルメコレオを中心に据えた戦略を考えた。サンドマンの召喚条件を満たすために、地属性土地を押さえやすくするドリアードを入れたのは前回のとおり。加え、中堅どころとしてのディー・ダム、殺戮兵器としてのバジリスクも投入した。さらにはEカード、セレニアも入れ、攻めに守りに活用するつもりでいる。
アイテムは、守りに際してはグレムリンアムルを用いることとした。攻めには向かない構成ながら、武器としてオーディンランスとテレイアを、さらにはミルメコレオ対策としてチャームを入れてある。リトルグレイほどの汎用性はないものの、魅了成功確率が誘拐よりわずかに勝る点を買った。
スペルは、バリアーを一枚増やし、序盤から守りに入れるよう考えている。バリアー下ではホーリーワード、リコールが使いづらくなるのは先刻承知。むしろこれらは、敵をはめるためにも積極的に使われる予定だ。
魔力は多めに入れたマナで供給し、土地に資本投下できないセプターのためにドレインマジック、そして護符を得んがためのオムニポーテントで補強する。
さて、今回からアンサモンとランドプロテクトが入った。これからもわかるよう、土地の守りはサンドマンだけにまかせるのではなく、積極的なミルメコレオの前面への押しだし、召喚条件が整えばセレニアも前線に送り、敵をはめていきたいくらいに考えている。この点だけを見ても、このブックがいかにオーソドックスにあろうとするか、わかっていただけるものと思う。
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