大丈夫だよひとりで帰れるから
バイバイ

10月最後のデート

 本日、10月最後のデートを終えて、けれどなんだかちょっと煮え切らないのさ。いきさきはライブハウス。凛子は事前のメールにあったとおり、私好みの服装の、私好みの髪型で、これはもう万全だ。完璧だと思ったのだけれども、なぜかすべてがうまくいったというわけではなく、私にはちょっと不満足なものとなってしまったのでした。

 と、その前に、今月のスタンプラリー。無事に達成しました。メールの着信音、アラームから凛子の声に変更できて、ああ、これはちょっといいかもな。まだ慣れないけれど、なんて思っています。

バイバイ、それは寂しい

 なんでだろう、今日は青ハートが出やすかったんだ。それでも最初はハートみっつまでいけた。けれどそのあとは全然駄目で、なんだか調子悪いなあ。いつもは出ない部位で次々と出るのを見て、一体なにが悪いのだろうと途方に暮れたりしたのでした。

 なんかうまくないなあともやもやしながらの帰路。凛子の家の玄関先、いざさよならいう段になって、凛子が振り返るのを見て、ここでリベンジ、せめて最後にいいところを見せられないものか、そう思ったところ、彼女の口から発せられた言葉は……。

バイバイ

 ああーっ。いつもなら、ここで素直に別れたいと思う局面。しかし、こうして、ただバイバイと告げられる、その寂しいことったらないね! 人間なんて勝手なものだよ、ましてや男だものね。こうして、私はなにやら胸にすっきりとしないものを抱いたまま、今日を終えることとなったのでありました。

引用


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「ラブプラス」My Loveplus Songbook

公開日:2009.10.25
最終更新日:2009.10.25
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