コンデンサマイクの取り扱い

 先日お伝えしましたように、コンデンサマイクを購入しました。前回はオーディオインターフェイスについての記述が中心だったので、今回はコンデンサマイクの取り扱いについて書こうと思います。

 なお、こととねは扱う事物がむやみに広範で、しかも適切なカテゴリがない場合、簡単に話題が分散してしまいます。オーディオインターフェイスならコンピュータ関連機器ということでコンピュータのカテゴリへ、もしこれがギターにおけるマイキングともなればギターのカテゴリに。で、どちらにも当てはまらない場合、そう、今日みたいな話の時はどこに行くかというと、日々思うことなどという汎用カテゴリに押し込められてしまうんですね。こととねでは、こういう風に簡単に話題がばらばらになるから、非常に話の筋をつかみにくい。だから、時には検索なんかもうまくつかって、ばらばらに別れてしまった話の流れを再びまとめてください。

 閑話休題。コンデンサマイクの取り扱いと銘打っていったいなにを書こうというのかというと、収納ということにほかならないのであります。コンデンサマイクは衝撃に弱く、湿気に弱く、だからよく乾燥したところに保管しないと、音質の劣化を招くのだそうですね。だからプロはデシケータという除湿機能のある棚に収納したりするんですが、私はそんなのを必要とするほどたくさんマイクを持っているわけでもないので、もっと適当なものでやっつけてしまおうと考えたのでした。

 知人に、マイクならぬカメラのレンズ(それもなぜか50mmばかり)を買い集めるのを趣味にしている男がいるのですが、防湿庫が高くて買えないからとその人の考えたやり方が参考になりました。そのやり方というのは、密封容器を購入して、そこに乾燥剤を入れるというものなんですね。実際このやり方は広く採用されていて、いろいろなところで見たり聞いたり読んだりできます。なので、私もこの例に習い、台所用密閉容器を使うことにしました。

 運のよいことに、たまたまマイクを買った翌日に阪神百貨店で配ってた(の?)密閉容器を奪取。あ、奪取したのは父親からで、阪神百貨店からではないです。容量とかはわからないけれど、M-Audio Pulsarを収納するには充分な大きさで、ただソフトケースやハードマウント等は別保管。けれどまだ余裕はあるので、今後コンデンサーマイクを増やしても充分収納可能でしょう。

 マイクを保護するために箱に入っていたウレタンの緩衝材を密閉容器内に敷き詰め、乾燥剤は以前使っていたギター、AD-35に入っていたものを使用。入っていたというのは、ケースにじゃなくてギターそのものに、なんですが、ギターの中に乾燥剤を入れておくと、変な乾燥の仕方をしてしまって割れの原因になったりするのだそうです。だから乾燥剤をとりだして、けど捨てるのもなんだから、ケースの空きポケットにしまっておいた。それが今日の目を見たと。私にはなんでもおいておく悪い癖がありますが、今回はうまく働いた例でした。

 今使っている乾燥剤はシリカゲルで、こういうのに寿命があるのかどうかは知らないけれど、今後余裕を見て新しいものに交換していこう。


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公開日:2006.01.29
最終更新日:2006.01.29
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