今回の授業は、エピソードのスケッチからちょっと離れて、各エピソード末に付されている読解を中心に進みました。フランスの自動車をめぐる動向やオートクチュール、そしてトゥールーズの名所案内などなど。残念ながらビデオを先生が忘れてしまったというので、映像は来週にお預け。でも、僕はこの読解のシリーズを結構好きなので、ちょっと楽しかった。特にトゥールーズとともに紹介されていた城塞都市が素晴らしかった。中世を思わせる街並み、それが今現在同時代にある風景とは思えなかった。いけばきっと感動する。いって、ちょっと住んでみたい。イタリアはサン・ジミニャーノ、シエナで感じたのに同種の感動を得るのではないかと思います。僕は、中世ヨーロッパの雰囲気が好きみたいですね、住みたい時代だとは露も思わないんですけど。
ともあれ、今日は記事の読解を中心に、そして第二十課に入りました。エピソードを見、状況を把握するのはいつもどおり。けれど、授業を終える際になってちょっと変なことに気付いた。というのも、夏学期に学習するのは十七課から十九課まで。で、なぜ二十課をやったんだろう? と、僕は人にいわれるまで全然気付かなかったんですけど。このあたり僕はいいかげんで、あんまりものを考えていません。多分その日の授業が面白ければ、ほかはどうでもいいのかも知れない。でも、以前のシステマティックに進む授業を懐かしむこともあるにはあるのです。
さて、授業の進度についての話題から、一度統廃合されかけていた我々のクラスの将来が、突如不安になってきました。現在、テキストとしてReflet Iを使っているクラスは、我々より下のレベルにはないのです。なので、このクラスがなくなったら上位クラスにいくしかない。でも、上位クラスはReflet Iを終え、Reflet IIに移行する勢いです。先生にこの状況について訴えたら、先生もよく分からないという。日仏学館に連絡してみました。
クラスの将来について問い合わせると、いともあっさりと秋学期もありますよとのことでした。秋学期には、Reflet Iの最後までを行うのだとか。と先生にも伝えたら、先生もさほど詳しくはいらっしゃらなかったので、先生の方からも電話していただくことにしました。でも、現在クラスには四人しかおらず、最低人数は七名だというのですよね。なので、学生手ずから学生を探しているんですけど、なかなかそれがうまくいっていない。なにしろ、僕にいたっては友人間にフランス語をやっている人間がいないのですから。いったいどうなるんでしょ…… 不安です。
受けようかどうか迷っていたDELFですが、非常につまらない理由から断念することに決めました。その理由というのは、願書を請求してなかったというものでした。いや、すっかりサイトからpdfでダウンロードできるもんだと思い込んでたのですよ。そうしたら、ダウンロードできるのは要項だけ、願書は駄目でした。これに気付いたのが水曜日だったもんだから、土曜の締め切りに間に合わせるなんて到底無理。土曜の授業が日仏学館だったらば、いった先で願書をもらってすぐ出すというのもできたでしょうが、残念ながら日仏学館は改装中ですから、これも無理というものです。
気付くのが遅すぎた、思いつくのも遅すぎましたね。だから、これは満を持して次に賭けよという神様の思し召しであろうと、そう思うことに決めました。
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