一念発起フランス語

もうすぐお別れ、悲しいなあ

フランス語学校、秋学期七回目

 フランス語のクラスも学期終わりに近付くと、次の講座はどうしようかみたいな話が出てきます。加えて、来期の継続クラスがないとすでに告げられているという状況下では、そういった話をするなというのも無理というもの。来期のクラス発表がなされていない現状では、どうともいえないのですけどね。しかし果たして僕は続けることが可能なのだろうか。取りあえず、その時期が来るまで考えるのはやめておきたいという感じです。

 さて、本日の授業は、前回授業時に出た宿題、面積だとか高さ、直径だとかを聞くという問題を出しあうというものからスタートしました。でも、参加者四人中二人しか作っていなくて、しかも作ったうちの一人も一題しか作ってなかった(のは僕です、怠惰で申し訳ない)。なので、即席で問題を作って出しあうのでありました、――といいたいところですが、ちょっと問題あり。せっかくなんだから一人が全員に対して問題を出せばいいのにと思うのですが、なぜか一対一で問題を出しあうという形式でして、こうなれば、先生の参加する組みとしない組みに別れてしまって、授業としては締まらないものになってしまいます、というか、なりました。ちょっとあの空白っぽい時間は、僕には辛かったかも知れません。先生、今度は一対多でやりましょう。もし今度こういうときがあったら、よりよい方式をプロポーズできるようになりたいものです。

 問題を出しあった後は、テキスト問題を学習。まだ接続法について勉強しているのですが、二つの文章を繋げるという問題でちょっと罠にかけられてしまいました。それは、こんな問題です。

 前者が罠になっています(いや、罠じゃないんですけど)。接続法の練習と思っているもんだから、ためらいなくqueで文章を繋いで、後の文を接続法にしてしまっていたのですが、それが間違い。というのも、前者の主語は、どっちも同じものを指しているんですよね。ということは、avoir peur que + subjonctifと繋ぐんじゃなくて、avoir peur de + infinitifでよいのですよ。つまり答えは以下のようになります。

 しかし、これにはやられました。問題を見て文を見てないせいです。精進が足りないと、実感いたしました。

 この問題の後は、休憩を挟んで映画についてのページを読んだ後に、先生の読み上げる数字の出てくる文章から、数字だけを抜き書くトレーニング。そして、フランスの文化遺産に関するビデオ(Reflets収録のものです)を見ました。ビデオには、古城や古い都市、そしてとりわけ教会の数々が出てきました。パリのノートルダム、シャルトルの大聖堂、十二世紀の教会、それらは本当に素晴らしくて、いけばきっと虜になるだろうこと間違いなしといったものです。ああ、フランスは、教会はこんなにも僕を呼んでいるのに、僕はどうにかしていきたいのに、その一歩が踏み出せない不甲斐なさを憎みます、呪います。正直、この先どうにも道を見つけることができなれければ、なんとしてでも西に渡ろうか。夢幻だけに終わらせるのは、あまりにも空しすぎないか。などと思ってしまったのでした(ちゃんと勉強しろ)。

 最後に、Reflets I最終エピソードを見ました。登場人物のこれまでの出来事がフラッシュバックするのですが、悪いけどそんなの知らないよ……というものばかり。途中入りの悲しさ、なんとかもう一度最初から見てみたいと思うものの、さすがにRefletsのビデオやらDVDというのはお店では買えないわけで、いや買えるのですがきっと高いだろうので、最初のエピソードを見るのはちょっと無理そうです。しかし、BenoîtPascalJulieの面々を見納めかと思うと、淋しい。本当に淋しくて、考えると涙が出る…… 僕は、現実の別れには心を動かさないのに、物語の別れには弱いのであります。そうか、もう終わるのか…… 悲しいなあ……


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公開日:2002.11.30
最終更新日:2002.12.07
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