一念発起フランス語

新しい先生の来て、授業再開

フランス語学校、夏季四回目

 先生のフランスに発たれた我々四人は、難民となって上級クラスに統廃合されるばかりに思っていました。他に道はないと思っていたので、新しい境遇についていけるよう頑張ろう、頑張ろうと気を焦らせていたのですが、日仏学館からの電話があって新しい先生が我々四人を拾ってくださるとの達しがあり、思いがけず従来クラスを継続できる運びになったのでした。人数が集まらなければ、秋学期で統廃合されるかも知れない身ではありますが、今はこれをありがたく受けましょう。いや、遅いか早いかだけが違いという怖れもあります。けど、今はもう考えずにいようと思います。

 さて、新しい先生は非常に優しそうで、なんか理想の小学校の先生といった感じの女性でした。話されるのもゆっくりで、我々も最初は距離を測りながらだったものだから、ゆっくりと授業は進むのでありました。ですが、最初は優しげに思えたばかりの先生でしたが、実際には文法と発音に対して非常なきびしさを見せられることもしばしばで、このあたりは自信の発音、作文力に疑いを捨てることのできない僕には、よかったのかも知れないと思うところもあり。これからを頑張ろうと思ったのでした。

 今日の授業中に、面白いゲームが行われました。皆に思いつく子音、母音を適当にあげさせて、その出てきたアルファベをもとに単語を作るというもの。辞書を見ながらやろうとしたら、向かいのテーブルからそれはずるいとストップがかかった。ううむ、どうやらそういうものらしいです。

 他には、先生の読み上げられる数字を聞き取るというものがありました。三桁の数字なので、六七八九十のあたりさえ気をつければ大丈夫と高を括っていたらば、その油断がまずかったと見えて、六百を七百と取り違えてしまった。くそう、全問正解を狙っていたのだが、とはいえこれが今の実力であろうと真摯に受け止めましょう。思えば、六七八あたりは一桁の数字であってもよく勘違いしてた。前の先生には、何度か一から数えていただきましたよ。数字は難しいです。

 授業も再開されて心機一転頑張ろうという気運も高まって、実は今日を最後の授業として、来週からは夏休みです。というわけで次回は八月三十一日。うわあ、このブランクに気を抜けば志はきっと転がり落ちる石のごとく堕落するに違いありません。なんとか、なんとかせねば。

フランス友人を欲している僕

 七月十四日のパリ祭。フランス友人を得たいと思って僕も参加したのですが、フランス友人どころか日本人と飲み、騒いで開けてしまったので、もうどうしようもない。ただ飲んだだけという体たらく、これではいかんのであります。

 なのでこの夏休みを目前として、国際交流会館にでも詣でてフランス友人のひとりでも得たいと思っています。やはり言葉は使わないと上達しないものですし、使うにはその機会を増やさないといけません。そういうことで、まずはフランス友人を作りたい。できれば自分と似た温度、ペースの人とめぐりあいたい。とはいえうまくいかないのが世の中というのは重々承知の上なので、まあ知り合いでもできればいいかな、過度の期待はなしでいきたいと思うのであります。


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公開日:2002.07.27
最終更新日:2002.08.03
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