一念発起フランス語

プチ・ニコラまだ読んでます

YMCA授業、残すは後二回

 本日の授業は、第十七課から第二十課までの文法及び各課ごとに用意されている感情表現のバリエーションを、ビデオを見ながらやりました。文法は主に比較級と半過去だったので、それほど難しくはありません(実際に使える使えないに関しては、ここでは問題としていないのに注意してください)。今回の僕にとっての問題は、感情表現のバリエーションの方でした。

 例えば、各エピソードに出てきた店員のお客に対する表現や言い訳の表現などが、別の言い方で表現されます。いや、それ自体はかまわないんです。問題はそれを聞き取らなければならないんですね(もちろん字幕なしで、テキストも見ちゃいけません)。それが、もうめちゃくちゃに難しい。本当にフランス語話者はあれを正しく聞き取れるのか、疑問に感じるほどの速度でして、こんなんがテストとかで出たら僕はもうその時点で断念するに違いないだろうというくらいに難しい。正直へこみますよ。

 でも、とにかく僕の弱点は聞き取りがまずいということなので、たくさんこういうのを聞いて慣れるのが重要でしょう。しかし、聞き取れないしゃべれないというのは、講読中心学習の弊害というやつなのか―― 昔、ドイツ語の先生がいっていた、語学は読める、書ける、話せる、そして分かるがそろわなければならないんだというのが身につまされます。本当、読めるだけじゃ駄目よね(辞書に首っ引きというのもあれですけどね)。

Le petit Nicolas 講読の続き

 講読中心学習うんぬんいったところから講読話というのもなんですが、やっぱり読むというのは勉強に役立つものだと思います。ということで、僕はまだLe petit Nicolasを読んでますよ(昔、ルパンを断念した経験ありです)。あんまり時間はとれないですが、それでもちょっとずつ読んで、フランスの子ども面白いなあとか、結構関係代名詞使われてるなあとか、いろいろ得るところがあって嬉しい。適当に選んだ本でしたが、いいのにあたったと喜んでいます。

 さて、この本を読んでの語学的感想はといいますと、

を挙げることができると思います。特に時制が複合過去というのは過去分詞を覚えるのに役立ちますし、平易な表現は、僕のなにかと難しく考える癖を弱めてくれそうに思えていい感じ。ひとつひとつの文章もあまり長くないので、センテンスの把握も難しくありません。でも、この短いセンテンス中に関係代名詞が二度も現れたりするところに、少々驚いています。関係代名詞は難しい表現のひとつみたいに聞いていましたが、そうでもないんでしょうか? あるいはこういう表現に子どもが慣れるための教育的配慮? よくはわかりませんが、僕には嬉しい。僕は関係代名詞が好きなのです。

 この本には日本語版もあるそうなので、オリジナルを読み終えたら日本語版も読んでみようかな。そんなふうに思っています。


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公開日:2002.09.28
最終更新日:2002.10.05
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