前回、フランス語学校を比較するだけ比較しましたが、でも実際に動きだすには、まだ少し躊躇があるのでした。学校の良し悪しはもういいのです。問題となっているのは、開講されているたくさんの講座から、どれを選択すればいいのか、それが分からないということでした。
でも、悩んでいるうちに春学期は始まってしまいます。なので、関西日仏学館が行っているレベルチェックを受けてみようと思い立ったのでした。
レベルチェックは、十五分程度の個別面接とのこと。つまり、事前予約が必要です。インタビュー日程は
3月14日(木)、15日(金)、16日(土)、19日(火)、20日(水)、4月9日(火)
「お申し込み方法」:関西日仏学館Webサイトより
とのことですが、出遅れ気味が災いして四月九日しか選べないじゃないか。思い立つのがちょっと遅かったですね。
関西日仏学館のサイトを参照すれば、予約は電話で、とのこと。電話嫌いの僕としては少々気後れするところですが、この際好き嫌いなんていっていられません。なので、電話してみました。日曜日のことです。
コール音が聞こえます。妙な緊張感に包まれながら数えること、ひとつ、ふたつ目で電話がつながりました。あや? 妙に声が小さいな。もしもし? もしもし? あ、これ留守電じゃん。なになに? 今は学期外なので土日は休み…… そーですか、仕方がない、また別の日にかけましょう。
翌月曜日、仕事を終えて急いで帰ってきて電話です。コール音をひとつ、ふたつと数えたところでつながって、ちょっといやな予感。ああ、また留守電だよ。急いで帰ってきたつもりなのですが、六時半終業に間に合わなかったようです。
水曜日、時間を争うように帰ったおかげで、六時少し前に帰宅! 月曜にメモしておいた電話番号に、急いで電話。よかった、今日こそつながりましたよ。もしもしはじめまして、春学期についてなんですが。申し訳ございません、係のものが帰ってしまいました。ああ、そうですか。さようなら……
仕方がないので、木曜の午前中、仕事先から電話をしました。
電話をかけそびれたおかげで、出遅れがさらに遅れてしまい、四月九日の予約はもう満杯なのだそうでした。そのかわり、十日に追加のインタビューがありますとのこと。六時以降は可能ですか? いえ、先生の都合で、三時にしかとれないのです。そうですか、うーん(としばし考え、仕方がないので)、では三時に予約おねがいします。では十日の十五時にお待ちしています。
有給を取らなければならなくなってしまいました。
個別面接となればさすがに緊張は隠せません。ですが、今まで無為にだらだらと続けてきたフランス語学習の成果が、ついに問われるわけです。期待するところがないといえば嘘になります。最後にフランス人と話したのは、一体いつのころなんでしょうか? 心ははやる一方です。
しかし、当然不安もあります。一体自分はどのレベルに振り分けられるのか? 一応、自称中級なのですよ。それがもし初級に振り分けられるようなことでもあれば! まあ、ショックはショックですが、それも致し方のないことです。頑張って、少しずつでもレベルを上げていきますよ……
決戦は水曜日。いざ、いざ。予習、頑張ろう。
日仏学館でレベルチェックを、ということは、いく学校は日仏学館に決定です。学校比較したけれど、あんまり活かせてない……
日仏学館の電話番号をメモした用紙に、「肉食機器猫」という書き込みが。肉食は明らかに日本語ですが、機器猫は中国語。ドラえもんのことです。肉食ドラえもん!? 自分が書いたのは間違いないのです。一体なにを考えていたんだか。
< 語学学校比較、ちょっとだけ 日仏学館インタビューの結果 >
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