せっかくの連休だというのに風邪を引いて、人と会う約束があったんですがちょっと日付をずらしてもらいました。風邪引いちゃいましたとメールしたんです。そうしましたらば、中国ではそういうときはお湯を飲めっていうんだよ。それからにんにくを食べろっていうの。そういう情報を教えてもらったのでした。
けど、おなかが悪いというのにお湯をじゃんじゃん飲むというのもなあ、というわけで、水分をとりつつにんにくのアドバイスも有効に活用しようと考えたわけです。そう、にんにくのスープを作ります。
これで、だいたい二人分ほどできると思います。
にんにくを二かけほど薄く輪切りにし、残りは荒くみじんに刻みます。
鍋にオリーブオイルを入れ、火にかける前ににんにくを入れます。油はちょっと大目に入れるとよいでしょう。
鍋を火にかけます。弱火で遠火を心がけましょう。にんにくや油が焦げないように。にんにくが軽く色づく程度に、じんわりと炒めます。
にんにくに火がしっかりとおり、にんにくの風味が油によく移ったら、水を少しずつ鍋に入れて、オイルソースを伸ばします。
水を入れたら、火は中火にしましょう。
スープが煮えたら、固形スープの素を入れます。スープの素は、ブイヨンでも中華だしでもなんでも構いません。
この時、一緒に塩胡椒しておくといいでしょう。
本来、パンはスープにとろみを付けるために入れていたのですが、煮えてふやけたパンがおいしかったのでメインの具にしてしまうことにしました。適当にちぎって鍋に入れて、その後スープを一煮立ちさせます。
スープが一煮立ちしたら、鍋を火から下ろし、器に盛りつけてできあがりです。
ほとんど手間がかからないにんにくのスープですが、これでいて結構おいしいです。熱いうちに食べればなおさら。手間かからず、時間もかからず、病人にももちろん健康な人にもよいメニューかと思います。