バジルの香味が素敵なペスト・ジェノベーゼ

 バジルといえば夏が旬。暑い盛りには、バジルの鮮烈な香りが食欲をそそります。そんなバジルをふんだんに使ったペスト・ジェノベーゼは、暑気をはらい心身に活力を与えてくれます。太陽と大地の恵みをそのまま盛りつけたような、ぜいたくな一皿です。

材料

 二人分の目安です。

 ジェノバ風ペーストのもっとも伝統的なレシピは、バジルと松の実を合わせ、すりつぶすというものです。いいかえれば、他の材料はその基本に付け加えられたもの。好みに応じて、適当に増減するとよいでしょう。

 にんにくが効いたものが好きなら一かけ入れるのもありでしょう。油分が苦手なら、オリーブオイルを減らすのもありです。松の実の風味が好きでないというなら、松の実を抜いてみるのもオッケーです。

 自分風のレシピを作ってしまうのがよいです。うちでは、松の実を多めにしています。

ペーストを作る

材料の下ごしらえ

松の実
 フライパンで、表面が薄くきつね色になるまで、中火で軽くいります。
にんにく
 包丁の腹で叩いてつぶし、皮を取り、荒くみじん切りにします。
パセリ・バジル
 荒く刻んでおきます。
パルメジャーノチーズ
 おろしておきます。

ペーストを作る

  1. にんにくをすりつぶします

     にんにくを塩とあわせてすり鉢に入れ、すりつぶします。ペースト状になるまで、よくすりつぶします。

  2. 松の実を加えます

     にんにくに松の実を加えて、これもよくすりつぶします。

  3. パセリ・バジルを入れます

     すり鉢にパセリ、バジルを少しずつ加え、ペースト状になるまですりつぶしていきます。塩胡椒で味を整えます。

  4. パルメジャーノチーズを加えます

     おろしたパルメジャーノチーズを少しずつ加え、よくすり混ぜます。

  5. オリーブオイルを入れます

     オリーブオイルを少しずつ入れながら混ぜ、ペーストをよく延ばします。

  6. できあがり

     出来上がったペスト・ジェノベーゼは、二十分ほど寝かせてできあがりです。

 見ていただければ瞭然ですが、順番に材料をすり鉢に入れ、すり下ろすだけで出来上がりです。簡単なのはいいのですが、すりこ木を使う腕はくたくたになります。それでも、その労力に充分見合うだけのおいしさです。

 ソース自体が重くなりますので、パスタは太めのものがよくあいます。フェトチーネやペンネもよいですが、1.8mmの標準から2.0mmの太めくらいのスパゲティに合わせたものが、僕は一番好きです。ペーストをパスタに和える場合は、大きめのボウルに入れたパスタにペーストを加え、菜箸等でざっくりと底からかき混ぜるとよいです。

パスタのゆで方


参考資料


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公開日:2001.07.24
最終更新日:2001.09.02
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