実をいうと、こないだ食べたBrieの他にもまだBrieがあって、これが実におそろしい。どういうことかというと、いくらなんでも賞味期限が切れてるのではないかという恐れがあるということです。封を見てみると六月中旬の日付が書かれていて、はたしてこれは消費期限なのだろうか? いや、おそらくは製造日でしょう。なので、消費期限が過ぎているといっても、せいぜい数週間ってところにとどまります。大丈夫、大丈夫ですよ。まだお腹はおかしくなっていません。
さて、今回のチーズはLe Bon Brieというもの。こないだのBrie bioと同様に、品種名じゃなくて商品名ですね。日本語に訳すと、おいしいブリーってところでしょうか。定冠詞がついているところに自信のほどがうかがえる? なんか、本当に日常で食べられているようなそういう素朴なパッケージが魅力です。
食べてみたところ。さすがに先端は酸味が出ていましたが、けれど全体にはまだ大丈夫。チルドの威力はたいしたものです。味わいはBrie bioよりもおとなしく、よくまとまった感じ。熟成度合は完熟というにふさわしく、味わいは濃密。迫力のあるうま味がストレートに感じられました。けど、それでも癖はないんですよね。Brieは食べやすい食べやすいといっていましたが、これはなおさら食べやすいのじゃないかなあと思います。
いつもはワインとチーズをいただくときは、夕食とは切り離して、特に和風の食事とは切り離して食べるのですが、今日は消費期限の問題から急遽食卓にのせたため、そうした配慮はまったくなしです。普通の炊いたご飯にBrieをのせて食べれば、けれどこれはこれでおいしいものなのですよ。でも、普通に食べたほうがおいしいかもなあとも思います。
ワインは、こないだの残りです。ただでさえボディの弱いワインでしたが、さすがに香りも抜けかけて、だからやっぱりワインは早く飲まないといけないなあと思ったところでした。
でも、まあ、そんなに悪くなってないのは、ボトルを真空状態にして保存する栓のおかげでしょう。なので、もう数日は残しておこうかと思います。