私のベースは中古で買ったプレシジョンタイプなのだが、これの弦高が低いのか、弾いていると結構バズ音が出て、しかたがないから弦高を上げようとサドルの高さを上げてみたのだが、それでもビリビリいう音は消えなかった。多分、ナットを交換するとかしないといけないんだろうな。そう思いながら弾いていたのだが、しかし弾き方でどうにかできる問題でもあるのかも知れない。というのは、気がついたらバズ音があまり出なくなっていて、なぜだろうと確認してみたらば弾く位置が変わっていた。そう、ピッキング位置を違えることで、バズ音は抑制できるのだ。
私は、ベースは指弾きする際、ピックアップに親指を置くだなんて聞いていたから、弾きはじめた当初はピックアップ付近でピッキングしていた。しかし、この位置で弾くとバズ音が目立つ。弱く弾けばバズ音は出なくなるが、しかしそういうのはよくないだろう。悩んでいたのはここだったのだが、今日、ピッキング位置をブリッジ寄りにすることでバズ音が減ることに気付いたわけだ。おそらくは、バズ音を気にしてピッキング位置を変えたわけではない。よりよい音を模索しているうちに、どんどんブリッジに寄っていったのだ。タイトな音。しっかりと芯があって、だぶつかない音。そういうのがどうも私の好みであるようで、そしてそれはブリッジ寄りで弾くことで得られる。つまり、バズ音の抑制は副次的なものに過ぎず、しかし好みの音を探せば問題が解決したというのはどれほどに幸運であるのだろう。けど、もしかしたら、このブリッジ近くというのが、一般的なベースのピッキング位置なのか知らんけどね。
プレシジョンベースは、ピックアップがネックとブリッジの丁度中間あたりに位置するわけだが、ジャズベースのリアピックアップはというと、かなりブリッジ寄りだ。ベーシストがピックアップに親指を置くというのは、ジャズベースのリアじゃないのか? そうだとしたら、ピッキング位置はブリッジ寄りが一般的なのかも知れない。このあたりは、また今度調べてみよう。