ついにZO-7、いやZO-3といったほうがいいかな、をこの度購入したのだが、これは別段驚くに当たらない。ギターをはじめようという当初からZO-3は検討されていたし、結局アコースティックを選んだために延ばし延ばしになっていたというだけで、最初のセカンド楽器となったウクレレもZO-3の眷族であったし、そういった経緯を知っている者からすれば、そうかようやく買ったのかと、そういう気分がすること間違いなし。いや、そういう者は多分おらんだろうけれども。
ZO-3を買うと一口にいっても、ZO-3には様々なバリエーションがある。もっともスタンダードなものに、アームのついた芸達者、エフェクタを内蔵したHyper、この三つが基本と考えていいだろう。ZO-3にはベースもある。PIE-ZOという。ピックアップにピエゾを使ってるからその名前がある。これも基本のライン。この四種は、基本的にいつでも買えるものだ。
ZO-3のバリエーションで面白いのは、その時々のはやりにのってかあるいは思いつきか、ちょっと毛色の違うものがあることだろう。例えば、テルミンブームにのって企画されたのだろう、テルミン搭載のTHEREMIN-ZO。アコースティックブームにあやかろうとしたのだろう。ピエゾピックアップ搭載のZO-3 A。エレアコ仕様ということだが、実際のところ聞いたことがないので分からん。そして、この度購入した我がZO-7。これは7弦仕様のZO-3で、おそらくもっとも安く買える7弦エレキギターだと思われる。
普通のエレキギターなら、レスポールLPC-80がある。これに加えてZO-3を買うのなら、レスポールにないものが欲しい。例えばアーム。だから芸達者はいつか欲しいと思っている。エフェクタは、なんだか面倒くさそうだからいいや。エレアコは、ちゃんとしたもので欲しい。テルミンはちょっといらんかも知らん。となると、7弦ギターしかなかった。
こうした理由から、ZO-7をいつか買おうと思っていたのである。
ZO-7購入にもっとも大きく働き掛けたのは値段である。なにしろZO-7は2001年に出たシリーズで、なのにいまだに市場にある。店も困っている。だから値段が下がっているのだ。
この値段の下がっている時期が買い時であるが、いつまで下がるかじりじり待ち続けていると、市場から完全に消えるおそれもある。だから早いうちにZO-7を買っておきたかった。Yahoo! オークションなんかでは、そういった在庫を一掃したい店舗が、新品を安く出していることがある。検索してみた。見つかった。16,800円だった。
色は二色。赤と銀色。どちらがいいと思うか友人にメールで聞いてみたら、銀色がいいと返事があり、それに添えて、思ったより安いものですねという一節があった。
実は、この時点まではそれほど欲しいとは思っていなかった。ところが、この思ったより安いという言葉が、そうだよな、安いよなと再確認させ、購入を決定づけたのだった。
出品者はGROOVE MUSICという楽器店。オークション経由でなくとも、直接買えるのがよかった。メールで在庫、気になる点等を問い合わせると、在庫あり、気になっていたこともなんの、問題にはならなかった。
思い立ったら決断が早いのが私である。この時点でもう購入は決定。購入すると連絡を入れたのだった。