前回、思わせぶりなことをいっていた。今やっている曲というのがかたちをなしてきて、はやければ来月、遅くとも再来月くらいには録音できそうな感じになってきた。
そんなわけで録音してみた。曲目はヨハン・ゼバスティアン・バッハの前奏曲。平均律クラヴィア曲集第1巻の第1曲目。極めて有名な前奏曲である。
今回から録音環境をアップデート。オープンソースソフトウェアであるAudacityを試用している。使ってみて、とりわけ問題があるようには思えない。特に、現状のモノラル録音においては完全無欠であるように思える。
Audacityのありがたいところは、入力ゲインをあげ気味にしてもクリップノイズが発生しないこと。またノーマライズも可能なので、若干音量を抑え気味に録音して、ノーマライズ、書き出しというプロセスをたどれるのは非常に嬉しいところだ。
楽器はアストリアス製D. カスタム S。使用弦はJ. D'AddarioのPhosphor Bronze Light(EJ16)、張り替えたのは2006年6月19日である。
演奏した曲は、Johann Sebastian Bachの作品、The Well-Tempered Clavier, Book 1からPrelude #1 In C, BWV 846。楽譜は、Weed氏の公開しているタブ譜を参考に、いろいろと変更してみた。Weed氏によるタブ譜ではDrop Dチューニングが採用されているのだが、もっと簡単に弾けるようにパーシャル・カポを導入した。
しかし、それでもまだしっかりとは弾けない。あちらを立てればこちらが立たないというような演奏だから、いずれ再挑戦なされるだろう。だから、これは前哨戦。
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