年末年始の休みでどれくらいギターを練習できるだろうと思っていたところ、寒さやだるさやなんやらで思ったほど練習できなくて、こりゃあ駄目だ。反省。それでなくても、この数ヶ月、基礎練習を重視していなかったものだから、ここは一度初心にかえってみようと基礎練習をきちんとやってみることにした。
使う本はホセ・ルイス・ゴンサレスの『ギター・テクニック・ノート』、それから『演奏能力開発エクササイズ』。これだけでもなんなので、『フィンガーピッキングギターチューン』も併用している。
できると思っていたことができなくなっていたりするのはショックなことだ。だが面白いもので、以前はできなかったことができるようになっていたりもする。そしてこれが重要なことなのだが、以前よりもうまく弾けるようになっている。ギターの鳴りも違う。おそらくは、弾くという基本的なことに関する技術がレベルアップしているのだろう。弦をしっかりと捉えて弾く、そういうことが少しずつ、体感できないくらいの進度でもって、上達しているのだろうと思う。
以前できなかったことができているというケース、あるいは以前苦労して弾いていたものが今は逆にすっと弾き出せるというケース、このふたつのケースには共通点がある。それは、以前に練習したその量だ。弾けないものだから、とにかく何度も何度も弾いてなんとか弾けるようにしたものは、今再びさらってみれば、意外に問題なく弾けるものであるのだ。対して、当時なんとなくできたからそのまんま弾いていたようなものはところどころつまったりして、ちゃんと弾けるようにするには練習が必要となる。
つまりは、どれだけ厳密にきっちりと、そしてたくさん弾き込んだかというのが重要なのだろう。単純で、あまりに当たり前のことだが、忘れやすいことでもある。再確認してよく覚えておこう。