新iMacの発表されたのと同じタイミングで、新しいキーボードの発表もありました。アルミニウムベースの薄型キーボード。キーはMacBookに採用されたものと同様の、ちょっと独特のスタイルです。電卓のボタンを彷彿とさせるような薄いキーが並んでいて、これどうなんだろう、使いやすいんだろうか。多少不安を感じないでもないキーボードです。
不安といえば不安、けれどちょっと興味もあるというのが正直なところ。けれどわざわざ購入してまで使い勝手を確かめることはないだろうと思っていたのですが、新しいiMacにはこのキーボードが標準装備されているそうではありませんか。ということは、遅かれ早かれ買うだろうiMacにこれがついてくる。ということはいやおうなしに使う、あるいは試すことになりそうな感じです。
こととねにどれだけ定期購読の読者があるのかはわかりませんが、このサイトを長くお読みの方なら御存じだろうと思います。私はキーボードに非常にこりたいと考えていて、その結果、Das Keyboardというアメリカ製のキーボードを選択するに至りました。黒一色で無刻印の104キーボード。ストイックにしてシンプル、そして高品質を謳う製品です。私はこのキーボードを購入以来、うちでの作業に、また職場でのタイピングに、これを持ち運んで愛用していて、なので指はすっかりDas Keyboardに慣れてしまいました。だからなのです。だから余計に、Appleの新しいキーボードに対して不安を覚えるのです。
使い勝手が、品質が、タッチがよければ文句はありません。正直なところ、キーのピッチであるとかサイズであるとかに関しては不安はなくて、だから最大の問題はタッチといっていいと思います。正直、ここ数年のAppleのキーボードってあんまりいいって印象は持っていないのです。最後にさわったのは、前の職場のQuickSilverに付属していたキーボードだったかなあ。わりとすかすかな感じで、なんだかなあっていう印象。けど一般の部品を使えた従来のキーボードに対し、今度のキーボードは明らかに専用部品を使っているのが明らかで、だからあそこまでひどいということはないかなあ。けど定価にして6,400円だものなあ。期待は禁物といわざるを得ないでしょう。
けれど、このキーボードはさすがに純正のキーボードだけあって、ディスプレイの輝度変更や音量の変更、さらにはiTunesの操作まで可能であるそうで、輝度や音量に関してはあまり興味はないですが、ことiTunesの操作がキーボードでできるとなるとちょっと印象は変わってくるかも知れません。私はコンピュータで作業をしている間、iTunesはパーティーシャッフルでもって音楽を聴いていることが一般です。だから、iTunesをキーボードから操作できるというのはきっと便利なことに違いなく、この点、純正のキーボードを使うという選択は充分にあるように思います。
とはいえ、そのタッチがわからないことにはなんともいえないのが本当のところ。まずさわるなり、手にして馴染むかどうか試すなりするのが筋。実際のところは将来にあずけたいと思います。
< メモリは200Pinらしい iBookの中はアリの卵でいっぱいか? >