夏のまだ暑い盛りの頃のこと。新しいiMacが発表されたことを受けて、いよいよ買い替えの時期が近づいてきたとそういうことをいっておりました。実際買い替えるつもりです。新Macは予告の通りアルミボディのiMac、というわけで、かねてからいってましたとおり、24インチをCTOにて購入する予定です。24インチiMacのCPUを2.8GHz Intel Core 2 Duoにアップグレード、そしてキーボードはUS。ただメモリだけは自分で増設するつもりです。そういえばWindowsノートでもメモリ増設をしていましたが、実はあれはiMacへの予行演習だったのです。といったらあんまりにできすぎた話と感じられますが、あながち嘘ではありません。
さて、新しいiMacはCPUがPowerPCではありません。いわゆるひとつのIntel Macでありまして、つまり過去の資産であるアプリケーションはネイティブで作動しなくなります。困った、どうすりゃいいんだろう。というわけで、手持ちのアプリケーションをユニバーサルバイナリに置き換えていくことにしたのです。
とはいっても、私の使っているアプリケーションって、ほとんどがフリーウェア、オープンソースの類いですから、商用となるとそれほど数がないんですね。まずはサイト制作に使用しているMacromedia Studio MX。そして日本語入力環境であるEGBRIDGE。こんなところだと思います。ですが、たったふたつのアプリケーションだからアップグレードも楽々、というほど世の中は甘くありません。Studioが高い! MacromediaはAdobeに買収されたので、Studioの名前は失われ、今ではCreative Suite 3 Webエディションと名乗っています。そしてこれが高い。Standardで12万、Premiumなら22万。たけえ、たけえよ。そんなの買えないよ! けれど新環境でPPCアプリを動作させ続けるのも嫌だし、だからといって慣れた環境を失うのも嫌だし、と思っていたら、ぎりぎり間に合いました。私の所有するMXはCS3へのアップグレード対象であったのです。
この逆転劇はAdobeのアップグレードポリシーのおかげであるといえるでしょう。Macromedia時代のアップグレードはエデュケーション版からは不可、対してAdobeではアカデミック版からのアップグレードが可能です。そして私の所有するStudio MXはエデュケーション版であったのです。
Adobeのサポートにこういう問答がありました。
マクロメディア製品の場合を読んでみますとこういう記述があります。
アップグレード先のバージョンがCS3の場合、アカデミック価格のアップグレード版はご用意しておりませんが、 製品版パッケージのアップグレード版をご購入いただくことで、アカデミック版を製品版にアップグレードすることができます。
そして、
例えば、Studio MX2004 のアカデミックパッケージからStudio 8 へはアップグレードできませんが、Creative Suite 3 Design Premium へのアップグレードは可能です。
これらアップグレードは対象となる製品のバージョンが限られているので、こいつを見ろといわれたのがCS3へのアップグレード-早わかり表。これによると、STUDIO MX / MX 2004 / 8からWeb Standardへは49,800円で、Web Premiumへは111,000円でアップグレードできるとわかります。そう、Studio MXエデュケーションを持つ私は、たった49,800円でCS3 Web Standardを所有することが可能なんです。
って、高いよ!
でもまあ仕方がない。すべてはユニバーサルバイナリのためです。というわけで、9月14日に注文しました。そうしたら16日に届きました。思ったよりもコンパクトな箱、開けてみれば結構こった感じでおしゃれな感じ、好印象です。でもそんなのはどうでもいいんです。問題はこれをまだインストールしていないということ。今のiBookでは微妙にスペックが不足するんですね。なので、すべては新Macが到着してから。果たしてアップグレードは問題なくできるのか!? すごく気掛かり、けどもう後戻りはできんのです!
< iBookの中はアリの卵でいっぱいか? そろそろ移行準備:ver. 15からUniversal 2へ >