Mail.appに戻すという機能があるのに気付いてから、ちまちま黙々とSPAMに対してUser unknownを送り返していたのですが、これはなぜかというと、死んだふりをすることによってSPAMがちょっとは減るのではないかという期待があったからなんですね。だから、戻したメールに対するUser unknownが返ってくることもいとわず、メールを戻し続けたのでした。その間まさに一週間、って短かっ!
いや、戻すという行為は無駄にトラフィックを増やすだけだからやめるべきだという意見をいただきましてね、ええ、これは確かにその通りなんですね。なので、ちょうどこれもいいやめ時だと思ったものですから、それでもって戻すのをやめました。
さて、たった一週間ではありましたが、SPAMに対してUser unknownを送ってみた成果はあったのかどうか。これなんですが、実の話、まったくなかったといいくらい減りませんでした。だって、SPAMerというのがそもそも卑劣な奴らであるからして、そうしたエラーメールを受けるつもりなんてはなからあるわけないんですよね。わざと存在しないアドレスや、あるいは他人のアドレスを使って送るわけですよ。中には、ToとFromに同じアドレスを入れてるようなのもありますね。つまり、User unknownを出しても、受けるのはそのまま私だというわけですよ。 ああ、馬鹿馬鹿しい!
しかし、こりゃ本当に頭にくる話で、郵便でのDMなら費用は向こうの負担だけれど、メールの場合はこっち持ちですからね。ADSLをはじめとする常時接続が一般的になって、費用面での負担はないに等しいものになったとはいえ、大量のゴミの中から必要なメールを探す作業というのも馬鹿にならず、必要なメールを間違って捨てかねない。Mail.appには迷惑メールフィルタがついているから多少はましとはいえ、フィルタも万全ではないから、誤って必要なメールを迷惑メールとして処理することもある。結局、すべての迷惑メールを洗う必要があるんですから、労力はそれほど軽減しないんですね。いやあ、本当になんとかして欲しい。
けど、User unknownを送ってもしかたがないということわけで、こっちからできる方策は正直もうないのではないかと思います。しかしなあ、おとなしく受け取るというのも癪に障る話で、本当になんとかできんもんかな。
< MPEGからH.264に変換する iPodがやってきた >