今月の10日でしたか、egbridgeからAquaSKKに乗り換えて、今日で十日ほどたった計算になりますね。AquaSKKというのは独特なフィールを持つ日本語変換プログラム、SKKをMacintoshでも使えるようにしたものであるのすが、その独特のフィールにもずいぶん慣れてきたように思います。変換プログラムに文節の区切りを任せてしまうのではなく、Shiftキーを併用することで、入力する人間、つまり私ですが、がプログラムに文節の区切りを教えてやるという仕組みです。使いはじめた当初こそは、Shiftを押し忘れたりして、まごつくこともありましたが、今となればShiftを押す動作もずいぶんスムーズになって、逆に押しすぎてしまうくらいです。
さて、AquaSKKに乗り換えて変わったことについて書いてみましょうか。なにが変わったかというと、それは送り仮名の送りについてでしょうね。自分では結構気にしてるつもりでいたのですが、いやいや、それがもういい加減でしてね、これだ! と思って送り仮名の開始位置を指定してやったら変換されない。ということは間違っているのか。試しに送りの位置を違えてやったら無事変換されて、ああ、間違って覚えていたんだと気付かされるのですね。
間違ったら変換されない、それだったらいいんですよ。困るのが、間違っても、いわゆる本則ではないというだけで、変換できてしまうのがある、それなんです。例えば、かわるです。これは、本則ではわから送って変わるとするのですが、私はこれをたまに変るとやってしまっているんですね。確かにこれでも読めるし、いいっちゃあいいんでしょうが、私としてはまずいと思ってしまうわけです。だから、見付け次第修正したのですが、でもこういうの他にもあるんじゃないかなあ。戦々恐々としています。
間違っていたものといえば、ほかにすばらしいがありました。私はこれを素晴しいというようにしいと送っていて、しかし以前のもの、つまり機械まかせにしていたときには素晴らしいとらから送っていました。ああ、やっちゃってるなあと思って修正しようとして、その前に辞書で調べてみたところです、なんと辞書によって送り仮名が違っているんですね。例えば、手元のものだと、『大辞林』では素晴らしいと送っています。ですが、『広辞苑』だと素晴しいなんですね。ええーっ、なんだそりゃ。そう思って軽く調べてみたら、どうもしいと送るのが本則であるらしいんですね。ですが、晴れるの送りにひきずられたのでしょうか、今ではらしいと送るほうが優勢となっている。ちょっと、これに関しては意外でありました。
私のポリシーは、一応は本則に従うというものです。なので、これからは素晴しいと送ることとなるかと思われますが、過去の素晴らしいについては一体どうしたものでしょうね。うーん、としばし考えて、そのままに残すことにしました。
AquaSKK、というか、SKKはデフォルトでは記号がAscii文字、シングルバイトで出るようになっているみたいなのですが、普段の文章を書く際にはちょっと困る。ということで、~/Library/Application Support/AquaSKKにkana-rule.confを用意して、以下の行を追加しました。
, , , !,!,!,! @,@,@,@ ♯,#,#,♯ $,$,$,$ %,%,%,% ^,^,^,^ &,&,&,& *,*,*,* (,(,(,( ),),),) ?,?,?,? =,=,=,= +,+,+,+
これをやったのは初日のことだったので、本当ならもっと早いうちに書いたらよかったんですが、余裕がなくて書ききれませんでした。なので、遅蒔きながら、ここに記しておきます。
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