私はTigerにアップグレード後しばらくしてから、スリープ運用に切り替えました。スリープ運用ってなにかといいますと、コンピュータを使い終わったらそのつどシャットダウンするのではなく、スリープするにとどめる、そういう使い方のことです。一般に広く使われている用語ではないみたいですけど、こういうやり方している人は多いのではないかと思われます。WindowsでもMacintoshでも、スリープ運用で特に問題もなく使えると、そういう風にいっている人はたくさんいるわけで、さらにいえば、Macintoshは、特にデスクトップ、電源ボタンが裏面にあったりして、頻繁に押されることを想定していないわけですよ。これはAppleからのスリープで運用してくれというメッセージなのだと、勝手に解釈してスリープ運用しているわけです。そういえば、Windowsは、特にVistaにおいては、スリープで運用して欲しいというメッセージがMicrosoft社から出ているわけで、もはやコンピュータは安定していて当然、スリープで使うのがもっともスマートなのだよ、という時代に入っている模様です。
さて、そんなわけで私もスリープ運用続けているわけですが、これが実に快適で、現在までにスリープからの復帰でトラブルが起こったことは一度もありません。まあ、キーボードの電池が消耗すると勝手に起きだしてくるという問題はあるんだけど、まあそれはスリープの問題って感じじゃないからノーカウントでしょう。
パフォーマンスにしてもまったくといっていいほど問題なく、前回再起動したのは11月17日、およそ一月前ですが、ひと月くらい再起動しなくても問題にはなりません。この安定性はありがたいなと思います。
今回再起動することとなったのは、アップデートがあったためでした。今回のアップデートはQuickTimeです。バージョン7.3.1へのアップデート。セキュリティに関わる深刻な脆弱性があったのを、これで塞いだというわけです。その脆弱性というのは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)の取り扱いにおけるもので、細工したRTSPストリームを読ませることによりバッファオーバーフローを起こさせ、任意のコードを実行させるのだそうです。
私自身はそうした攻撃を確認していないのですが、これを利用した攻撃が実際に確認されたらしく、にしてもこれは恐ろしい攻撃ですね。知らないあいだにマルウェアをダウンロードさせられてしまうというのは、ちょっと洒落にならない。それこそどこに仕掛けられているものやら、というわけで、セキュリティに関わるアップデートは積極的に当てるのが正解かと思います。
そして、たまたま今日もうひとつのアップデートがありまして、これはAdebe製品のアップデートですね。Adobe Device Central CS3とAdobe Flash CS3でしたっけ、どちらも使っていないんですが、まあ当てろというから当てました。そうしたら、Flashのアップデートで妙に時間がかかりまして、で、このアップデートのためにDreamweaverもSafariも終了してしまっているからなにもできんわけですよ。参ったなあ、と思って、Adobe Updaterを終了したら、本当に終了するかとのダイアログが出て、そうしたらそこに次回再起動時にアップデートするというチェックボックスがあるではないですか。なので、デフォルト(チェック)のまま終了。けれどこのままだといつ再起動するかわかったもんじゃないから、積極的に再起動ですよ。再起動して、ログインしたらAdobe Updaterが起動して、ということはログオフだけでよかったんじゃ? まあ、深くは考えない。ともかく、無事アップデートできることが重要です。
そもそもFlashのアップデートには時間がかかるみたいですね。なので『世界樹の迷宮』でもやるかあと、Nintendo DSの電源入れたらアップデートが完了した旨のダイアログ。おちょくってる? とはいえ、ここは無事アップデートできたことを喜びましょう。
スリープ運用を長くしているわけですが、実は再起動をしたくない理由というのもあるのです。というか、iMac買ってからできたというべきでしょうか。実は、USB接続のハードディスクが自動でマウントされないんですよ。なので、ハードディスクドライブ裏面の電源スイッチをさわって、オフ、オンして、認識させる必要があります。これ、極めて面倒くさいんです。
勝手にマウントしてくれないのは、iMacの問題なのか、それともLeopardのせいなのかわかりませんが、便利に使うにはスリープ運用でないといけないんですね。まあ、もともとがスリープ運用だったからいいんですが、もしそうじゃなかったとしたら、弱ってるところであったと思います。
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