私はRSSリーダにCNET Japanを放り込んで、新着記事をざあっと見ているのですが、今日、興味のある記事タイトルが飛び込んできて、思わずクリックしてしまいました。それはあなたのサイトをGoogleはどう見てる?--Googleサイトマップ日本語版が登場。Googleが新しくはじめたGoogleサイトマップに関する記事でした。
Googleサイトマップというのは、要するに、私の場合ならこととねがどういう風にインデックスされて、どんなキーワードで検索されてというのを、知ることができる仕組みというわけです。私は、正直こととねに関しては、自分のサイトだというのに、いったいどういう具合に訪問者がきて、どんな記事を読んでいるのかというのが全然把握できていません。ページが増えすぎてしまったことが最大の原因だと思うのですが、まとまりのある内容じゃないというのも問題ですね。ギターでなんか書いたと思ったら、恐竜でも書いたり、もう本当にとりとめのあるサイトではありません。
だから、私はちょっとGoogleサイトマップに興味を持ったのでした。いったい私のサイトは、どういう風に見られているのか。こういうことに興味を持つのは、サイトオーナーなら実に自然なことだと思います。
Googleは個人向けにいろいろなツールを用意していて、ですが私は全然興味がなかったから、これまでちっともアカウントを作ろうだなんて思ったことがありませんでした。ですが、今回のことではじめて作る気になって、必要なのはメールアドレスとパスワードだけみたいですね。Web上で登録の手続きを済ませたらメールが送られてきて、そのメールに示されたURIにアクセスすると登録が完了。このあたりは、一般的によくやられている手順ですから、慣れたものだといえるでしょう。
Googleへの登録が完了したら、今度はサイトの登録です。これはちょっと面倒で、まずはサイトURIをWeb上で登録し、次いで、そのサイトが本当に自分のサイトであることをGoogleに対して証明する必要があるのです。具体的には、Googleの要求するとおりの名前のページを作成して、そのページが存在することをGoogleに確認させるのです。これがすめば、サイトの統計を得ることが可能となります。
知ることのできる情報は以下の通り:クエリに関する情報、クロールに関する情報、ページ分析、インデックスに関する情報。ここで重要なのはクエリに関する情報でしょう。クロールに関するというのは、どれだけのページが収集できて、どれだけのページが収集できなかったというもの。ページ分析は、収集されたページの種別(HTMLとかFlashとか)とファイルの文字コード別の割合みたいなものを表示して、まあ、これもあんまり重要とは思えません。
だから、普通に興味のあるものといえば、クエリに関する情報となるんじゃないかと思います。
さて、私のサイトが検索される際に用いられているキーワード、そして実際に私のサイトに訪れるためにクリックされたキーワードを知る準備ができました。
正直、私の想像とは全然違うキーワードが出て、びっくりしました。だって、私のサイトの検索に使われたワードのトップはエピフォンで、クリックのトップはボロネーゼですよ。確かに私はエピフォンも扱っていますし、ボロネーゼも扱っています。でも、まさかこれらがそれだけ引っかかってるとは……。いや、逆にいえば、私がサイトにて書いていることの大半は一般の興味を引くようなものではないということなんですよ。
しかし、私は思いも寄りませんでした。私のサイトで最も読まれているページというのが、一人分からオッケー、簡単ボロネーゼの作り方だってことに。一般の人が興味を持っているものというのが、エピフォンというのも意外でした。
意外な事実がわかって、普通のサイトオーナーなら、こうして得られた結果を元にサイトの更新内容を、より顧客満足度の高いものにしていくのだと思います。ですが、残念ながら私はというと、そういう器用なこと、できないんですね。だから、きっと一般の興味とはそれ続けた更新をこれからもするんじゃないかと思います。ページランクの上がらないわけですよ。
いいんです。気にしません。書けないもの、書きたくないものを書いてまで、閲覧数を増やそうだなんて、私の柄じゃありませんから。