全然更新される気配のなかったWindows XP話ですが、このことだけでもいかに私がWindows機に触れていないかということがわかろうものです。だって、メインマシンのiBook G4は相も変わらず快調で、だからあえてWindows機に触れる必要性が感じられないというか、それだけの時間が持てないというか。いずれにせよ、触りたい気持ちはあるけれど、それだけの余裕がないというべきでしょう。
さて、こんないい加減なWindows XP話。ところで、私にとってあのWindows機、DellのInspiron 6000にはちょっと問題がありました。いったいそれはなんなのか、というのが今回のお話。
私が購入したInspiron 6000についているキーボードは、日本で一般に売られているコンピュータと同様、JIS配列のキーボードでありました。もし選べるものでしたらUSキーボード(ANSI配列)が欲しかったのでありますが、残念ながらキーボードの選択肢にJIS以外はありませんでした。故に、私のInspironにはJISキーボードがついています。
しかし、私は長くANSI配列でやってきて、例えば私が今使っているiBook G4にはANSI配列のUSキーボードがついています。ANSI配列とJIS配列では、アルファベットの並びは同じなのですが、記号の位置が違っているので、ANSI配列に慣れた手でJIS配列は打ちづらいのです。だから、私はWindows機を使うときは、最初にキーボードドライバを英語キーボードに変更して、疑似ANSI配列を実現します。
Windowsなら、この手が使えると思って甘く考えていました。ええ、問題はこんなに簡単ではありませんでした。
Inspiron 6000のJIS配列キーボードはちょっと特殊です。ちょっとDellのサイトで、写真を見てくださいな。
なにか問題があるように見えますか? ええ、大ありです。なんと、右Altキーがどこにも見当たらないのですよ。
とこ、ここで右Altってなんじゃいという方に説明を。実をいうと、WindowsはAltキーの左右をちゃんと認識しています。日本語や英語の入力をしているときには気付きにくいことなのですが、例えば私にとって重要な言語であるフランス語では、アクセント記号付きのアルファベットを打つ際に右Altキーを使います。もっといえば、左右のControlキーも別々に認識するらしいですね。キーボードレイアウトによっては、右Controlを使って、文字の打ち分けをしたりもするらしいのです。
私は、Inspiron 6000の梱包をといて、キー配列を見たとき、すぐに右Altがないと気付きました。けど正直、最初はなんとかなるだろうと思っていたのです。例えば、使っていないキーを右Altに割り当てるとか、そういう手があるんじゃないかなあと思っていたのですが、どうもこういうやり方はできないっぽいんですね(いや、私が知らないだけかもわからないけど)。
なので、残念ながらInspiron 6000は永遠にサブ機以上になれないと決まったのでした。だってフランス語でメールをやり取りする機会のある私にとって、アクセント記号付きアルファベットが打てないではちょっと困るのです。
なので、Inspiron 6000はサブマシン。まあ、メールはiBookでやりますから、この棲み分けはなかなか悪いものではないと思ってはいるんですけどね。
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