データの移行も重要ですが、そのデータを扱う手段であるアプリケーションの移行についてもまた問題です。しかもアプリケーションに関しては、コピーしてきてというものではないので、一から再インストールしていくのがもっとも妥当な手段でしょう。とそんなわけで、iBook G4購入が決定してから、必要なアプリケーションの選別、どのように移行するかという傾向と対策を立てていたのでした。
まずは使っていたソフトをリストにあげてみましょう。全部が全部覚えている訳じゃないですが、まあだいたいこんな感じという目安。一応どんなソフトかということも書いておきましょう。
とまあ、ざっと見てこんな感じです。多いですか? それとも少ないですか? 世間的に見ると、少ないほうだと思うんですが、どんなものでしょう。よく見てみるとワープロがなかったりして、ずいぶん偏ってるように見えますね。
以上に列記したアプリケーションを移すにあたって、必要なもの、必要でないものをより分けようと思いました。正直、なんでも必要なわけではないんです。例えばスペルチェック機能はOSに備わっていますし、欧米各国語対応という点もクリアされています。加えていえば、Dreamweaverにも各国語対応スペルチェックはついています。だから当座必要ではないという判断ができます。
また移したくても移せないようなソフトもあります。例えばシステムソフトエディタはすでに開発終了され、販売も終了され、サポートも打ち切られているという不遇のソフトです。果たしてこれがOS Xクラシック環境で動くのかどうかも不明ですし、果たしてサポートのないソフトを使い続けるのはどうだろうかという疑問がありました。
今回、OS Xを導入して環境を整えるにあたり、クラシックアプリは使用しないと決めていました。クラシックを使うのがいやというわけではないのです。ただ、新しい環境になったにもかかわらず、過去に拘泥し続けるのはいやだったというそれだけ、気分の問題です。けれどこれがあるため、いくつかのソフトが振るい落とされることになりました。
HyperCardは、OS 9時代においても、ただ存在しているだけ、一応インストールしただけという存在でした。今もしHyperCard的なにかを作ろうと考えたら、間違えなくFlashを選びます。
NIFTY三種の神器は全滅でしょう。それ以前に、今ほとんど利用していない、またほとんど情報の上らない@nifty TTY電子会議室を利用し続けるかという問題がありました。実は会費、今も払ってます。けれどほとんど使わないのなら、これをきっかけとして退会してもいいんじゃないか、そんな感じなので、当座NIFTY関連は見送ることにしました。
OS Xでは、システムに搭載されている機能が充実しています。先程のスペルチェックの例なんかもそうですね。OSに備わっているという点では、Telnetもそうです。ターミナルを立ち上げさえすれば、TelnetもFTPも、さらにはMailさえも使えるという至れり尽くせりです。全部、コマンドラインベースですけど。
以上の用件をもとに、iBook G4にインストールするアプリケーションを数えあげてみました。
ずいぶん減りましたね。結局残ったのは、サイト管理にまつわるものとテキストエディタ、使い慣れたブラウザ、画像ビューア、動画見るソフト、便利なブラウザ、そして日本語入力環境だけ。
ずいぶんしぼられて、すっきりしたと思いませんか? いやはや、人間一人に必要なソフトなんて、そんなにたくさんないってことなんですよ。
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